TOP > 大会・研究会等 > / Last update: 2020.12.19
日本図書館研究会のブロックセミナーは、1996年の50周年を機会に継続的事業として設けられた。本会の諸研究活動は京阪神を中心にする場合がほとんどで、関西以外の会員にとっては、『界』が唯一の接触の機会であった。こうした現状を改善するために、また本会の研究活動を伸展させるために、構想され実施されたのである。
このセミナーはブロックの会員の申し出によって動き始める。
1日のセミナーで、ブロックの意向を受けた講師2名が、おのおの90分程度話し、質疑応答の時間を十分にとるというプログラムを考えているが、当地の状況に応じて柔軟にプログラムを組んでいただくこととしている。なお参加費をとるか否かといったことも、当地にゆだねられている。
運営面では他の大会・研究会と異なり、研究委員会の管轄ではなく、ブロック・セミナー担当理事を置くという方式をとっている。これは研究委員会の過重負担を避けるという意味と、主たる業務が連絡と調整にあるためである。
各ブロック会員の開催要求(開催地、テーマ、講師の人選など)を最大限に尊重しつつ、当の会員、当該ブロックの評議員、それにブロックセミナー担当理事の調整を経て、セミナーを実施する。
日図研は講師の派遣費と謝礼、会場費など、原則として全経費を負担する。各ブロックの状況が相違するので一律に事務の分担(例えば案内類の発送など)を定めていないが、できるだけ当地で実行委員会を構成し、事務的なことにも協力を得たいと考えている。それが多大の負担になる場合は、ブロックセミナー担当理事と日図研事務局が仕事を担うことになる。当日の会場の運営は当地の実行委員会が担当する。
担当理事は当地実行委員会と企画についての調整、『界』への案内の作成などを担当する。日図研側では経費、当日の事務局開設と資料販売、それにブロックの会員に個人的に配布する案内の発送ラベルの用意などをするため、事務局が関与している。
1年間に3つほどのブロックでセミナーを開催する。会員からの積極的な申し出を期待している。申し出は当該ブロックの評議員、ブロック・セミナー担当理事、あるいは日図研事務局で受け付けている。
開催日 | 地区(開催地) | テーマ | 講師等 | リンク |
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2020年度 | ||||
2021.3.13 | 九州地区(オンライン) | Society5.0 における公共図書館の役割 | 糸賀雅児 | 案内 |
2018年度 | ||||
2018.6.23 | 関東地区(宇都宮市) | 公共図書館と学校図書館のこれから−図書館づくりの課題と展望− | 塩見昇 | 報告、案内 |
2017年度 | ||||
2017.11.23 | 四国地区(高知市) | 図書館現場における著作権法 | 山本順一 | 案内 |
2017.2.12 | 九州地区(鹿児島市) | すべての人に読書の喜びを | 嶋田学、松田ひとみ、矢部剛、木原正雄 | 報告、案内 |
2016年度 | ||||
2016.9.12 | 中国地区(松江市) | あらためて障がい者サービスを考える | 前田章夫 | 案内 |
2015年度 | ||||
2016.2.15 | 九州地区(熊本市) | 図書館における合理的配慮の提供に向けて | 野口武悟、常世田良 | 報告、案内 |
2014年度 | ||||
2015.2.16 | 九州地区(大分市) | これからの公立図書館のあり方 | 塩見昇、岸本岳文 | 案内 |
2013年度 | ||||
2014.2.8 | 東海地区(名古屋市) | 図書館の今から未来へ−さあ,前を向いて行こう− | 田中敦司ほか | 報告、案内 |
2012年度 | ||||
2013.2.17 | 東北地区(郡山市) | 図書館の力・本の力 | 草谷桂子 | 報告、案内 |
2012.12.1 | 九州地区(佐賀市) | 法に絡んだ日常の疑問を考える | 山本順一 | 報告、案内 |
2011年度 | ||||
2012.1.23 | 四国地区(徳島市) | 県立図書館と市町村立図書館-連携・協力のあり方− | 千歳則雄 | 報告、案内 |
2010年度 | ||||
2010.9.6 | 九州地区(宜野湾市) | 学校図書館・学校司書の可能性 | 五十嵐絹子 | 報告、案内 |
2010.6.12 | 東北地区(福島市) | 著作権法の改正により広がる図書館の障害者サービス | 梅田ひろみ,山内薫 | 報告、案内 |
2008年度 | ||||
2008.6.29 | 九州地区(宮崎市) | 学校図書館の今日的課題と求められるあり方 | 塩見昇、北村幸子 | 報告、案内 |
2007年度 | ||||
2007.11.24 | 北海道地区(恵庭市) | ほんものの図書館を未来に伝えるために、市民とともに今できることは何か | 西村一夫、永井悦重 | 案内 |
2006年度 | ||||
2007.3.12 | 東北地区(仙台市) | 活気ある役立つ図書館づくりのために〜あらためて「貸出」と職員の役割を考える | 田井郁久雄 | 案内 |
2006.5.26 | 九州地区(大野城市) | 現代社会において公立図書館の果たすべき役割は何か | 糸賀雅児、山口源治郎 | 報告、案内 |
2005年度 | ||||
2006.3.27 | 中国地区(斐川町) | 公共図書館と学校図書館の連携・公共図書館の学校図書館への支援を考える | 北村幸子ほか | 報告、案内 |
2005.9.19 | 九州地区(諫早市) | 図書館をめぐる現代的課題 | 山口源治郎 | 報告、案内 |
2004年度 | ||||
2004.9.20 | 九州地区(横島町) | 学校図書館と公共図書館の課題と連携 | 明定義人、永井悦重 | 報告、案内 |
2003年度 | ||||
2003.9.20 | 九州地区(佐賀市) | 子どもの読書活動推進計画」策定に市民の声を −全国各地の状況をふまえて | 中多泰子 | 案内 |
2003.7.20 | 東海地区(稲沢市) | これからの図書館づくりと市民参加 | 塩見昇ほか | |
2002年度 | ||||
2003.2.17 | 中国地区(岡山市) | いま,レファレンスサービスはどうあるべきか | 守谷信二、國松完二 | |
2002.9.30 | 四国地区(徳島市) | 「公立図書館のあり方」を考える | 前川恒雄 | |
2002.6.29 | 九州地区(鹿児島市) | 学校図書館のこれからを考える | 塩見昇、北村幸子 | |
2001年度 | ||||
2002.3.7 | 近畿地区(大和郡山市) | 奈良県の<図書館づくり>の充実を求めて | 岸本岳文、塩見昇 | |
2001.12.3 | 東北地区(仙台市) | 公立図書館と著作権 | 山本順一 | |
2001.11.18 | 中国地区(浜田市) | 住民に役立つ図書館づくり | 白根一夫、植松貞夫 | |
2000年度 | ||||
2001.3.4 | 九州地区(福岡市) | 分権・行革の時代に -公共図書館が公立であることの意味を考える- | 山口源治郎、伊藤昭治 | 案内 |
2000.8.22 | 中国地区(鳥取市) | 学校図書館の確かな未来を築くために | 梅本恵、北村幸子 | 案内 |
1999年度 | ||||
2000.1.9 | 中国地区(岡山市) | 行政の立場と図書館の立場 | 山口源治郎、西村一夫 | 案内 |
1999.11.29 | 四国地区(那賀川町) | 市町村立図書館のあり方を考える | 國松完二 | 案内 |
1999.6.19 | 東海地区(名古屋市) | 学校図書館で何ができるか | 塩見昇、土居陽子 | 案内 |
1998年度 | ||||
1998.6.4 | 北陸地区(金沢市) | こうすれば利用がふえる | 伊藤昭治 | 案内 |
1997年度 | ||||
1998.3.18 | 九州地区(久留米市) | 多文化サービスの現状と課題 | 竹島昭雄、村岡和彦 | 案内 |
1997.12.15 | 北海道地区(札幌市) | 利用者の要求に応える図書館を目指して | 伊藤昭治、山口源治郎 | |
1996年度 | ||||
1997.3.7 | 九州地区(福岡市) | あらためて職員問題を考える | 松岡要、山口源治郎 | 案内 |
1997.1.12 | 中国地区(岡山市) | いま、図書館職員に何が求められているか | 塩見昇、伊藤昭治 | |
1996.11.28 | 関東地区(調布市) | 公立図書館の蔵書構成−求める人にもとめるものを | 山本昭和 |