日本図書館研究会 北海道ブロックセミナーのご案内
北海道地区の2007年度ブロックセミナーを,下記により開催します。
会員はもとより一般の方々にも公開の企画です。多数のかたのご参加をお待ちしています。
なお,参加は無料です。
- 日 時:
- 2007年11月24日(月)10:00〜16:00
- 会 場:
- 恵庭市民会館 大会議室
郵便番号061-1498 恵庭市新町10番地
(JR恵庭駅から徒歩15分)駐車場100台
- テーマ:
- 「ほんものの図書館を未来に伝えるために、市民とともに今できることは何か」
- 講師:
- 西村一夫(日本図書館研究会事務局長)
永井悦重(元岡山市学校図書館司書)
- ゲストスピーカー:
- 中島興世(恵庭市長)
- 趣旨:
- 自治体財政は悪化の一途を辿り、資料費の大幅削減など公共図書館にもその影響が及んでいます。また公共部門への市場原理の導入により、業務委託・指定管理者制度等が公共図書館の運営にも大きな影響を与えています。さらには、昨年12月の教育基本法の改正により個別法である教育3法がすでに改正され、社会教育法・図書館法の見直しが中教審で始まるという大きな節目を迎えています。
北海道で久々の開催となる今回のセミナーでは、自治体の主人公である市民とともにほんものの図書館とは何か改めて確認することで、「民主主義の砦」とも称される公共図書館の新たな発展の礎にできたならと考えます。
講師の西村氏には、長い現場経験を踏まえ地域に根付いたほんものの図書館づくりを進める上で何が大切か、『市民の図書館』の再確認を含めお話いただきます。
学校図書館も法改正後の盛り上がりとは一転して、司書教諭発令後は市民運動なども低調な状況が続き、運動の果実でもある専任・専門・正規の学校司書も財政難と少子化を理由に減らされようとしています。
そこで、北海道の自治体として初めて全小中学校に学校司書を配置した恵庭市の中島市長に「読書コミュニティづくりの総合戦略」としてその経緯を話していただき、永井氏にはいち早く学校司書全校配置を行っている岡山市の配置までの道のりと、それを未来に続けていくために市民と協働している現状について話していただきます。
「市民にサービスする図書館」から「市民とともに作る図書館」のあり方を考える会にしたいと思います。
- 対象:
- 図書館員。市民。研究者。(会員資格は問わず)
- 定員:
- 100名
- 参加申し込み・問合せ:
- 森 昌彦(札幌市清田図書館)
E‐mail:librement@mbm.nifty.com *「@」は半角で
FAX:011-889-2485 TEL:011-889-2484
※できる限りメールまたはFAXでの連絡をお願いします。