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第353回研究例会

図書館における非正規雇用を考える。−同一労働同一賃金と会計年度任用職員は図書館労働を画期的に改善するか−(2019.12.28)


研究例会は会員以外の方も含め、どなたでも自由にご参加いただけます。ぜひお越しください。
日 時:2019年12月28日(土)10:00〜12:00
会 場:大阪府立中之島図書館別館2階
大阪市北区中之島1−2−10
地下鉄御堂筋線,京阪本線「淀屋橋」駅下車,1号出口から徒歩5分
テーマ:図書館における非正規雇用を考える。−同一労働同一賃金と会計年度任用職員は
    図書館労働を画期的に改善するか−
発表者:原田 安啓氏(姫路大学)
要 旨:働き方改革は低迷するGDPや労働生産性向上の切り札として登場したものだが,企業
    労働は「同一労働同一賃金」を原則とする独・仏型に近い制度に転換し,労働現場か
    ら非正規という言葉を払拭しようというもの。来年4月より実施され,ようやく国
    (厚労省)の本気度が見えてきた。一方地方自治体では,非正規に代わって「会計
    年度任用職員」なる「職員」が登場することになる(総務省・各自治体)。この制
    度は非正規雇用が7割に及ぶ図書館の雇用形態を画期的に改善するか。地公法の改
    正に伴い自治体は条例づくりを急ぐが,総務省・自治体条例による「会計年度任用
    職員」制度では,非正規は一般職地方公務員に位置付けられる。いくつか問題点が
    ある。法施行(2020.4)前に論点を整理する。
共 催:図書館サービス研究グループ,図書館を学ぶ相互講座実行委員会