TOP > 大会・研究会等 > 研究例会 > 2019年度 > / Last update: 2019.9.2
日 時:2019年12月28日(土)10:00〜12:00 会 場:大阪府立中之島図書館別館2階 大阪市北区中之島1−2−10 地下鉄御堂筋線,京阪本線「淀屋橋」駅下車,1号出口から徒歩5分 テーマ:図書館における非正規雇用を考える。−同一労働同一賃金と会計年度任用職員は 図書館労働を画期的に改善するか− 発表者:原田 安啓氏(姫路大学) 要 旨:働き方改革は低迷するGDPや労働生産性向上の切り札として登場したものだが,企業 労働は「同一労働同一賃金」を原則とする独・仏型に近い制度に転換し,労働現場か ら非正規という言葉を払拭しようというもの。来年4月より実施され,ようやく国 (厚労省)の本気度が見えてきた。一方地方自治体では,非正規に代わって「会計 年度任用職員」なる「職員」が登場することになる(総務省・各自治体)。この制 度は非正規雇用が7割に及ぶ図書館の雇用形態を画期的に改善するか。地公法の改 正に伴い自治体は条例づくりを急ぐが,総務省・自治体条例による「会計年度任用 職員」制度では,非正規は一般職地方公務員に位置付けられる。いくつか問題点が ある。法施行(2020.4)前に論点を整理する。 共 催:図書館サービス研究グループ,図書館を学ぶ相互講座実行委員会