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第331回研究例会

図書館職の記録研究グループ研究成果『歩みをふりかえって 都立図書館の司書として−中国,韓国・朝鮮語資料,組合活動を中心に』について


研究例会は会員以外の方も含め、どなたでも自由にご参加いただけます。ぜひお越しください。

日 時:2017年7月29日(土)14:00〜16:30
テーマ:図書館職の記録研究グループ研究成果『歩みをふりかえって 都立図書館の司書として
    −中国,韓国・朝鮮語資料,組合活動を中心に』について
発表者:迫田けい子氏(著者・元東京都立図書館司書)
会 場:大阪市立総合生涯学習センター第4研修室
    大阪駅前第2ビル5階
    JR「大阪」「北新地」駅,阪神・阪急「梅田」駅,地下鉄「梅田」「東梅田」「西梅田」駅下車
要 旨:図書館の仕事は,パソコンのない時代にパソコンのような役割を手仕事でやっていた,
    というのが,1970年代の前半から30年以上働いた図書館の仕事をふり返ってま
    とめよとの記録研からの課題を書く中で感じた事でした。カードの作成と繰り込みに
    どんなに膨大な時間を要していたのか,30年前の図書館の仕事を考えれば,隔世の
    観があります。記録研の方々からの度重なる励ましがあったればこそ,そうした流れ
    を体験を通して,まとめ上げることのできた今回の著作でした。
    私の子どもの頃は,第二次世界大戦がまだついこの前終わったばかりの時代でした。
    実体験を親の世代から聞いた私達の世代は,次世代に何をどう語り継いでいけばいい
    のか−そんな思いを抱きつつ,東京の図書館の特別買上げ事業があった職場で働き,
    先人の「本」に対する熱い思いを受け止め,少しは書き記すことができました。
    「本」とは何か,「図書館」とは何か。図書館員として働くなかで,その原点を探り続
    けたこととともに,日本がアジアに対して負っている責任についても話していければと
    思っています。
*参加型の研究例会にしたいと思いますので,フロアのみなさんからもたくさんの質問をお願いします。
*会場で500円(印刷実費)で頒布します。