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第322回研究例会

枚方市の学校図書館教育充実事業についての報告


研究例会は会員以外の方も含め、どなたでも自由にご参加いただけます。ぜひお越しください。

日時:
2016年6月27日(月)19:00〜21:00
会場:
大阪市立総合生涯学習センター第3研修室
 大阪駅前第2ビル5階 〒530-0005 大阪市北区中之島1丁目2―10/TEL.06-6643-7010
  • JR「大阪」「北新地」駅,阪神・阪急「梅田」駅,地下鉄「梅田」「東梅田」「西梅田」駅下車
発表者 :
学校図書館研究グループ 市川直美氏(枚方市立中央図書館)
テーマ :
枚方市の学校図書館教育充実事業についての報告
要旨 :
 枚方市(市立小学校45校,中学校19校)では,平成26・27年度の2年間,3中学校区を実践研究校区として各中学校に学校司書をそれぞれ配置して,「学校図書館教育充実事業」を実施した。この事業の目的は,学校司書が学校図書館運営の実務の核となり,中学校区内の小中学校の司書教諭・学校図書館ボランティアとの連携のもと,学校図書館の機能の向上及び充実を図り,子どもの読書力・学力の向上につなげるというものであった。
 学校司書には,枚方市立図書館の任期付短時間勤務職員3人が平成26年6月より配置され,利用しやすい学校図書館に向けた環境整備や開館時間の拡大,授業内容に応じた資料の準備などに取組んだ。枚方市立中央図書館は事業の所管課である学校教育部教育指導課と連携して,学校図書館支援を行った。取組みの結果,3中学校では読書に対する生徒の意識の変化が見られ,調べ学習や資料を活用した授業が増えた。
 平成28・29年度は,「読書活動推進事業」と事業名を変更して,新たに7中学校区を実践研究校区とし,計10中学校区に10人の学校司書を配置することとなった。
 事業を通して得られた成果や課題を報告する。学校図書館のありかたや,学校司書・司書教諭をはじめとする関係者の役割,また,学校司書に対する研修内容について,参加者と意見交換しながら,考えていきたい。