TOP > 大会・研究会等 > 研究例会 > 2013年度 > / Update: 2014.7.1
日本図書館協会(以下,JLA)分類委員会が鋭意進めてきた「NDC新訂10版試案」の策定作業が終盤を迎えたことにより,試案の内容を公表・説明して広く館界の意見を問うため,標記説明会が開催された。JLAと当研究会との共催である。昨年11月の東京での説明会と同様の内容で実施された。
開会に先立ち,まず当研究会理事・志保田務氏が挨拶された。次にJLA分類委員長・那須雅熙氏が,説明会の趣旨,NDCの改訂方針と進捗状況などを説明され,さらに新訂10版の構成,補助表,相関索引について,考え方を述べられた。
その後,分類委員・小林康隆氏の司会のもと,『日本十進分類法新訂10版試案説明会資料』(日本図書館協会分類委員会編,日本図書館協会,2013.11,92p)をテキストに,試案の概要説明とそれに対する質疑応答が行われた。説明を担当されたのは,1・2・6類:中井万知子氏,3・4類:大曲俊雄氏,0・5類および情報学:藤倉恵一氏,7・8・9類:坂本知氏,の各分類委員であった。
試案のひととおりの説明が終了した後,あらためて質疑応答・意見交換が行われた。各類試案の内容に対する質問・意見とともに,NDC10版の刊行形態に対する要望なども出され,非常に多くの質疑・意見交換が展開された。
最後に,那須氏と,当研究会研究委員長・前川敦子氏が挨拶されて,閉会となった。
なお,試案に対して出された主な質問・意見・要望については,『図書館雑誌』2014年6月号に本説明会の概要が掲載されているので,そちらをご参照いただきたい。
1)那須雅熙「『日本十進分類法(NDC)新訂10版試案』関西説明会の概要」『図書館雑誌』108(6),2014.6,p.432―434.(記録文責:松井純子 大阪芸術大学)
※本研究例会は,情報組織化研究グループ2014年3月月例研究会としても開催されました。