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第300回研究例会

刊行資料から探る災害・復興と男女共同参画(中間報告)


研究例会は、日本図書館研究会の会員・非会員を問わず、どなたでも自由にご参加いただけます。事前の申込等も必要ありません。
日時:
2013年9月14日(土)15:00〜17:00
会場:
ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター) 情報ライブラリー(2階)
〒540-0008 大阪市中央区大手前1-3-49
電話: 06-6910-8616
発表者 :
木下 みゆき 氏(一般財団法人大阪府男女共同参画推進財団・大阪府立男女共同参画・青少年センター)
テーマ :
刊行資料から探る災害・復興と男女共同参画(中間報告)
要旨:
 1995年1月阪神・淡路大震災や2004年10月中越大震災で女性が直面した困難状況を踏まえて、災害支援・復興政策・防災におけるジェンダー視点の必要性が訴えられるようになった。しかし当時、その視点に立った情報発信は限られた数に留まり、以降の災害にジェンダー視点を活かすのに十分な情報資源がまとまっていたとはいえない。
 一方、2011年3月11日の東日本大震災に関しては直後から、過去の災害時とは比較できないほど様々な立場の女性によって積極的に多様な情報が発信された。震災から2年間に発信されたこれらの内容を整理・分析することにより、災害や復興に必要なジェンダー視点とは具体的に何を示すのか、何が求められているのかを探りたい。
 発信された情報を手掛かりに、今後の被災者支援や防災・復興施策立案に繋げる内容を明らかにすることは図書館員ならではの役割の一つである。
 また、当財団が事務局を担った内閣府「東日本大震災被災地における女性の悩み・暴力(集中)相談事業」報告書等も題材に、ジェンダーという一つの視点から災害・復興について参加者と考える時間としたい。