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第283回研究例会

日本における電子書籍に関する図書館政策の動向


研究例会は、日本図書館研究会の会員・非会員を問わず、どなたでも自由にご参加いただけます。事前の申込等も必要ありません。
日時:
2011年9月10日(土)17:30〜19:30
会場:
関西学院大学梅田キャンパス1405教室
大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14F
阪急「梅田駅」 茶屋町口改札口より 北へ徒歩5分。
JR「大阪駅」御堂筋出口から徒歩10分、地下鉄御堂筋線「梅田駅」から徒歩7分、「中津駅」から徒歩4分。
発表者 :
湯浅 俊彦氏(立命館大学文学部)
テーマ :
日本における電子書籍に関する図書館政策の動向
概要:

 2010年3月、経済産業省、総務省、文部科学省による「デジタル・ネットワーク社会に おける出版物の利活用の推進に関する懇談会」(三省懇)が設置され、同年6月に報告書 がまとめられた。

 これを受けて文部科学省として取り組むべき具体的な施策の実現に向け2010年12月、 「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議」が「デジタル・ネットワーク社会 における図書館と公共サービスの在り方」を検討事項のトップに掲げて文化庁に設置さ れた。つまり電子出版ビジネスと公共図書館サービスの共存を図り、著作権者の利益を 保護しつつ、国民に対する「知のインフラ」の環境整備をどのように行っていくかが課 題となっている。

 これとほぼ平行して、内閣府の知的財産戦略本部のコンテンツ強化専門調査会では、 国立国会図書館の1968年刊行までのデジタル化資料の公共図書館への送信について検討 し、その結論は「知財計画2011」に反映されることになっている。 「図書館情報資源」としての電子書籍について、近年の図書館政策の動向を整理し、 検討する。