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第275回研究例会

地域主権時代の公立図書館政策を考える


研究例会は、日本図書館研究会の会員・非会員を問わず、どなたでも自由にご参加いただけます。事前の申込等も必要ありません。
日時:
10月21日(木)19:00〜21:00
会場:
大阪市立総合生涯学習センター 第3研修室
大阪駅前第2ビル5階
電話: 06-6345-5000
発表者 :
嶋田学氏(東近江市立永源寺図書館)
テーマ :
地域主権時代の公立図書館政策を考える
要旨:
「地域主権」という言葉を用いたのは民主党へのシンパシーを表明するためではなく「地方分権」という言葉が真の意味での分権を志向する上で、今や負のイメージしか持ち得なくなってしまったからである。戦後の地方自治の歴史を振り返るとき、それは経済復興を中央集権的に行う仕組みとしてしか機能しなかった。公立図書館が、そうした状況を相対化して情報提供を推進してきたかと言えば残念ながらそうとは言えない。
本発表では、「学習する住民」「コミュニティ再生」「地域活性化」「ソーシャル・キャピタル」などのキーワードを検討しつつ、図書館が自治体の政策形成力を高めるために、あるいは住民自治の推進のために、何ができるのかを理論と実践の両面で提案したい。