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第273回研究例会

公立図書館職員による学校図書館ボランティア活動とその後


研究例会は、日本図書館研究会の会員・非会員を問わず、どなたでも自由にご参加いただけます。事前の申込等も必要ありません。
日時:
7月9日(金)19時〜21時
会場:
大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター) 5階・セミナー室2
大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL:06-6910-8500
京阪「天満橋」駅下車。東口方面の改札から地下通路を通って1番出口より東へ約350m。
地下鉄谷町線「天満橋」駅下車。1番出口より東へ約350m。
JR東西線「大阪城北詰」駅下車。2番出口より土佐堀通り沿いに西へ約550m。
発表者 :
松井一郎氏(枚方市役所)
テーマ :
公立図書館職員による学校図書館ボランティア活動とその後
要旨:
1997年5月、娘の入学をきっかけに、地元の小学校PTA活動の一環として学校図書館支援活動に関わるようになった。ガラクタ置き場であった図書準備室を片付け、古い本を除籍し、寄贈図書の受入とブックコーティングをする一方、「選書会」と「おはなし会」を年1回続けてきた。先生方をはじめ多くの人のお世話になりつつ、2010年度で14年目となる。2004年度にはPTAや学校、市教委の理解・協力のもと、PTAの資金で学校図書館を電算化し、図書委員(児童)と図書ボラ(図書館ボランティア)による運営が定着した。このことは2009年度の市内全小中学校図書館電算化と4名の司書配置に繋がったと思っている。
1995年1月の阪神淡路大震災でボランティア活動が注目され「図書館員が出来るボランティアとは何か」と考えるようになったことがきっかけである。地元で日常的に無理なく、自身のささやかな技量を社会還元する道はないか。自治会や消防団という選択もあるだろうが、図書館員として出来ることを探った結果の積み重ねが、それなりに実を結んだのではないかと思う。
当日は、ここまでで経験したことを中心に、学校図書館のあるべき姿、公共図書館との連携、図書館ボランティアなど、今後の展望も含めてお話ししたい。