特別研究例会
教育改革と学校図書館
日本図書館研究会では,例年,新年度最初の評議員会の開催にあわせ特別
研究例会を開催してきました。今年度は大阪教育大学の森田先生に次のテーマで
ご講演いただくことにいたしました。
この例会は会員はもとより,広く公開しておりますのでご案内申しあげます。(参加無料)
- 日時:
- 2007年6月3日(日) AM10:30〜12:30
- 会場:
- 京大会館
京都市左京区吉田河原町15-9 Tel:075-751-8311
- 発表者:
- 森田英嗣氏(大阪教育大学)
- テーマ :
- 教育改革と学校図書館
- 要旨:
- 急速に変化する現代社会の中で学校教育の役割をどのように変化させるべきか、学校図書館がその教育課程の展開にどのように寄与できるかを、OECDによるPISA調査にも依拠しながら考察します。とりわけ、従来からの<勉強型学習>と、これから重要度の高まる<研究型学習>を対比させて、「楽しむ」ための施設という役割にとどまらず、「調べ」「考え」「つくる」ための施設としての学校図書館の発展的な役割に注目し、将来の学校図書館像およびそれに関わるカリキュラムを描いてみたいと思います。それと同時に、新しい<学力>としての「情報リテラシー」と、それを獲得することの意味を考察し、これからの学校図書館が「情報リテラシー」教育のために果たすことのできる役割が何であるかを、「ユネスコ学校図書館宣言」も参照しながら考えていきます。