TOP > 大会・研究会等 > 研究例会 > 2006年度 > / Update: 2007.5.3
学校図書館研究グループでは,これまで学校図書館と公共図書館の連携の在り方を探るため,大阪府羽曳野市,千葉県市川市,大阪市,兵庫県西宮市などの事例を研究してきた。それらの研究を踏まえて今年度は学校図書館支援センターの実態を検証することを目的に,「学校図書館資源共有ネットワーク推進事業(文部科学省)」の指定地域であるさいたま市に対し訪問調査を実施。教育委員会,公共図書館および学校図書館の各々の担当者にインタビューをし,その報告を行った。
発表内容の詳細は,次号の『図書館界』59巻2号(2007年7月号)に「現場からの提言」としてまとめられる予定であるので,ここでは省略する。参加者は学校図書館関係者が多く,さいたま市の学校図書館の実状(人的問題・予算など)に対する質問が出た。また,今年度からスタートした文部科学省の「学校図書館支援センター推進事業」に関わる情報も交換された。
学校図書館研究グループとしては,学校図書館と公共図書館の連携のより望ましい形を模索しており,これからもいろいろな事例に学んでいきたいとのことであった。
(記録文責:狩野ゆき 灘中学校灘高等学校)