第233回研究例会
目録情報と著者の権利
- 日時:
- 2006年3月11日(土)15:00〜17:00
- 会場:
- 高津ガーデン(大阪市天王寺区東高津町)
- 発表者 :
- 坂本博(国立国会図書館関西館)
- テーマ :
- 目録情報と著者の権利
- 要旨:
- 目録における標目の意味を考えます。たかが目録、ましてや標目のことと嵩を括っておられるでしょうか。「著者」が予想外の主張をする時代となっています。資料収集や廃棄などに限られたことでなく、図書館の定めたアクセスポイントの表示方法に注文をつけ、左右しようとする「著者」があることをご存知ですか。また、標目に生没年が付記されているという理由で、その記録を、目録内のエントリーから外させたり、結果として閲覧停止を求めたり、閲覧に条件を付す、そしてコピーや貸し出しがなされることを断る。そんな権利を「著者」は有しているのでしょうか。「正解」を、私や関係図書館に糾されるのではなく、一緒に考えていただけないか、というのが今般のテーマです。
※なお,同会場で13:00〜15:00は奉仕研究グループ例会が行われます。