特別研究例会案内
PFIと図書館
−ひとつの可能性として−
日本図書館研究会では、2004年度評議員会に合わせて特別研究例会を開催します。
参加費無料でどなたでもご参加いただけます。
「PFI」には危惧と期待の両面がある。いずれも現在の図書館をめぐる状況の反映と言うことができるが,このことに関心が高まっていることは事実である。
今回の特別研究例会ではさきごろ文部科学省社会教育課がおこなった「公立図書館のPFI事業化の可能性に関する調査研究」の検討委員であった柴田氏に,この研究でまとめられた内容のご紹介をいただき,論議を深める場としたい。
- 日時:
- 2004年5月30日(日) AM10:30〜12:00
- 会場:
- 京大会館
京都市左京区吉田河原町15-9 Tel:075-751-8311
- 講師:
- 柴田正美氏(帝塚山大学教授)
- テーマ :
- PFIと図書館−ひとつの可能性として−
- 要旨:
- 昨今、図書館の運営形態の多様化がはなはだしい。背景には、地方自治体の止まるところを知らない財政的窮乏化があるだろう。それにもかかわらず住民の図書館サービス充実の要求は衰えない中で、いろいろな試みがなされていると見るのが至当であろう。選択される方策には、政府・財界に迎合し、「小さい政府」を求める住民に応えようとしたものもあることは事実だろうが、一律にそのように見なしてよいものだろうか。
第44回研究大会シンポジウムで取り上げられたPFIに関して、文部科学省が実施した調査研究の結果を紹介しながら、その可能性を論じることとする。