TOP > 『図書館界』 > 72巻 > 3号 > Last update: 2020.5.12
2013年に始まった三重県の高校生ビブリオバトル大会を事例として,その参加者(高校生)と運営協力者(大学生)の両方の立場を経験した者と,大会実施の初期から普及活動を進めてきた者(大学教員)の視点を交えながら関係者が大会形式によるビブリオバトルの開催経緯と実態を報告する。実施にあたりどのように目的を設定し,相互に協働することで実現に至ったのか,その要因を考察する。その上で,大会形式によるビブリオバトルを教育目的で実施することの意義や,継続的かつ安定期に運営する際の課題を指摘する。
(おかの ひろゆき 皇學館大学文学部国文学科准教授)(かわの あみ 皇學館大学文学部国文学科4年)