TOP > 概要 > 組織 > 評議員会 > / Update: 2006.7.24

日本図書館研究会評議員会報告

とき
2006年5月28日(日)午後1時30分〜午後4時45分
ところ
京大会館
議題
1) 2005年度事業報告
2) 2005年度決算報告
3) 2005年度監査報告
4) 2006年度事業計画案
5) 2006年度予算案
6) 意見交換
議長
脇坂さおり(滋賀県立図書館)

審議の概要

 塩見昇理事長の挨拶の後,議長に脇坂さおり氏を選出して審議を行った。各報告および事業計画,予算案は『図書館界』58巻1号参照。その概要は以下のとおり。

1) 2005年度事業報告

 会員の動態は,入会(個人41名,団体4件),退会(個人75名,団体12件)で,個人の退会者のうち30名が会費滞納による除籍である。2005年度末の会員数は955名。
 主な活動としては,『図書館界』第57巻1〜6号の発行,第47回研究大会および第4回国際図書館学セミナーの実施などである。

質疑と意見

2) 2005年度決算報告および3) 2005年度監査報告の提案

 いずれも『界』58巻1号を参照。
監査報告の中で,収入が減っているので,今後予算の作成にあたっては支出を抑える必要があると,監事から指摘があった。

質疑と意見

*2005年度事業報告を承認
*2005年度決算報告および監査報告を承認

4) 2006年度事業計画案

 事業計画案(『図書館界』58巻1号参照)を西村事務局長が説明。

5) 2006年度予算案

 一般会計予算案、同特別会計予算案、同第2特別会計予算案(『図書館界』58巻1号参照)を西村事務局長が説明。

質疑と意見

*2006年度事業計画案、2006年度一般会計予算案、同特別会計予算案、同第2特別会計予算案のいずれも承認。

6) 意見交換

*2006年度事業計画・予算案について事前に寄せられたご意見

1.2006年事業計画のうち,資料販売について
日図研の本はMARCがない,という話を聞いたことがあります。『新・大学生と図書館』売上げ25冊というのはいかにも少ないので調べてみましたが,千葉県の横断検索では1館も所蔵なしでした。現在いる職場は市販MARCとは無縁の職場なもので確認できませんが,この結果を見ると,例えば,TRCの週刊新刊全点案内に載らなかったおそれがあります。出版広告のチェックもままならない現場では,図書館関係の本さえ通常ルートに乗らないと購入漏れが発生します。
2.2005年度図書館研究奨励賞が該当なし,だったことについて
論文の投稿を呼びかけられていますが,論文指導プログラムのようなものは企画出来ないでしょうか。例えば,上記の,使用MARCによって選書が制限されていることなど,公共図書館を離れて初めて見えてきたことでしたが,このことが「論文作成に値するのか」「どうやって書いたらいいのか」わかりません。夜間の修士課程に通い,経済的・時間的余裕もない中,文学部で卒論を書いただけの自分にとって,実学である図書館学について,『界』への投稿論文を一から立ち上げるのはとてもハードルが高く思えます。とはいっても,私の所属する看護系の図書館では,勤務年数が長いことや,学校の場合,公立よりは時間的余裕があることも手伝ってか,論文発表が盛んで,見習わなければと思っています。図書館史だけではなく,図書館の技術に関する論文がもっとたくさん現場から書かれる仕掛けを是非ご検討下さい。

出席者

《評議員》
((北海道)森昌彦,渡辺重夫,(東北)片野裕嗣,(関東)小田光宏,斎藤文男,阪田蓉子,山本順一,(北陸)参納哲郎,(東海)小木曾真,酒井信,田中敦司,(近畿)高鍬裕樹,土居陽子,深井耀子,前川敦子,前川和子,村岡和彦,村上泰子,脇坂さおり,(中国)田井郁久雄,白根一夫,(九州)永利和則
出席22人 委任状提出6人 計28人
[評議員定数 28人.成立要件 15人以上]
《理事長》
塩見昇
《事務局長》
西村一夫
《理事》
飯田寿美,川崎良孝,木下みゆき,寒川登,柴田正美,志保田務,竹島昭雄,松井純子,山本昭和,吉田憲一,渡辺信一,渡邊隆弘
《監事》
伊藤昭治、西田文男
《事務局》
遠藤眞次郎、塩見富江

(文責:西村一夫 本会事務局長)