「マルチメディアと図書館」研究グループについて
歴史
「マルチメディアと図書館」研究グループは、1995年8月27日に理事会で承認され発足した、日本図書館研究会の中で今のところ最も歴史の新しいグループである。
目的
本グループでは、パソコンの普及、インターネットの発展、ディジタル情報の増加、などの情報環境の激変を背景として、図書館の扱う資料が活字媒体のみにとどまらず、媒体の面からも、利用の面からも多様化している点に特に着目し、マルチメディアに関わる諸問題を多様な角度から特定の視点にとらわれず自由に検討することを目的として、活動を展開している。
概要(1997年3月3日現在)
メンバー 8名
研究例会 月1回程度
京都または大阪で開催
成果の発表 研究大会および『図書館界』
活動
<1995年度>
前年度あたりからインターネットが特にWWWによって大変身近に感じられるようになってきたこともあり、1995年度の月例研究会は、ハイパーテキスト、情報システム、電子図書館など、ネットワークと図書館に関わるテーマが多く取り上げられた。
- 研究大会(1996.2.19)
- 「マルチメディア資料の書誌記述「インタラクティブ・マルチメディアの書誌記述ガイドライン」をてがかりに」(村上泰子,北克一)
研究例会を以下の通り開催した。
- 1995.4.23
- 「ハイパーテキストの可能性」(村上泰子)
- 1995.5.20
- 「立命館大学における情報システムの支援組織について」(郷端清人)
- 1995.7.15
- 「国立国会図書館関西館の構想をめぐって」(北克一)
- 1995.9.9
- 「参考質問−−あれこれ」(織田裕行)
- 1995.9.30
- 「電子図書館時代への移行期における図書館インターフェースの構築」(松田泰代)
- 1995.11.25
- 「高度情報化キャンパス−−立命館大学の情報化の現状について」(郷端清人)
- 1995.12.16
- 「電子図書館」(北克一)
- 1996.2.10
- 「インタラクティブ・マルチメディアの書誌記述ガイドライン」(村上泰子)
<1996年度>
ネットワークやディジタル化が爆発的に進展する中で、円滑な運用を妨げかねない新たな問題点も明らかになってきた1年であった。その中で今年度は特に著作権の問題がテーマとして取り上げられた。
- 研究大会(1996.11.18)
- 「著作権と図書館サービス」(村上泰子,北克一)
年度前半に「著作権」関係の学習会を5回持ち、研究例会を以下の通り開催した。
- 1996.9.28
- 「著作権と図書館サービス」(村上泰子)
- 1996.12.14
- 「CD-ROMネットワークの利用について−−京大の取り組みと他大学の導入状況」(慈道佐代子)
- 1997.3.22(予定)
- 大阪市立大学学術情報総合センター見学