TOP > 大会・研究会等 > 図書館学セミナー > 2018年度 / Last update: 2018.11.25
2018年度の図書館学セミナーを下記の要領で開催します。
多数ご参加くださいますようご案内いたします。
事前の参加申込は〆切ました。多数のお申込、ありがとうございました。
当日参加は可能ですので(交流会は除く)、直接会場にお越しください。なお、当日参加の場合、参加者名簿には記載されませんのでご了承ください。
終了しました。ご参加ありがとうございました。
公の施設に民間の能力を活用しつつ住民サービスの向上を図るとともに,経費の節減等を図ることを目的として,2003年6月の地方自治法の一部改正により指定管理者制度が始まった。この制度を導入した図書館は,2004年度には3館だったのが,2015年4月1日現在で501館となり,全体の15.2%を占めるに至っている。
図書館に指定管理者制度を導入するメリットとしては,民間事業者等の創意工夫による経費の節減と開館時間の延長や開館日数の増加のような住民サービス向上の両立が挙げられているが,導入の手続きや方法,図書館の運営,職員の雇用等多くの問題を抱えていることから,同制度の導入は図書館にはなじまないという主張もされており,現に,一旦導入した図書館が直営に戻されている事例も出てきているところである。この問題は,とりわけ2012年の武雄市図書館への指定管理者制度の導入以来,その是非についての議論が活発化してきている。
そこで今回のセミナーでは,このような流れを受け,図書館における指定管理者制度の論点を整理し,現状について認識した上で,そのあり方について考えてみたい。
受付 | 9:30〜 |
開会挨拶・趣旨説明(研究委員長 日置 将之) | 10:00〜10:10 |
司会:(研究委員) | |
報告1.「公共マネジメントの流れと公共図書館のハイブリッド化−指定管理者制度の背景と今後」 吉田 忠彦(近畿大学) | 10:10〜11:20 |
<休憩> | 11:20〜11:30 |
報告2.「データでみる指定管理者制度の実態−サービスと経費」 田井 郁久雄(元広島女学院大学,元岡山市立図書館) | 11:30〜12:40 |
<昼食・休憩・図書館見学> | 12:40〜13:40 |
報告3.「体験を踏まえた論考:指定管理者制度と直営の図書館」 永利 和則(福岡女子短期大学,前小郡市立図書館) | 13:40〜14:45 |
<休憩> | 14:45〜15:00 |
討 議(途中休憩含む)
吉田 忠彦,田井 郁久雄,永利 和則 コーディネーター:常世田 良(立命館大学) | 15:00〜16:55 |
閉会挨拶(理事長 前田 章夫) | 16:55〜17:00 |
交流会 会場:かごの屋 神戸住吉店 神戸市東灘区住吉東町4-7-18 TEL.078-821-7373 | 17:30〜19:00 |