TOP > 大会・研究会等 > 図書館学セミナー > 2016年度 / Last update: 2016.10.18
2016年度の図書館学セミナーを下記の要領で開催します。
多数ご参加くださいますようご案内いたします。
事前の参加申込は〆切ました。多数のお申込、ありがとうございました。
当日参加は可能ですので(交流会は除く)、直接会場にお越しください。なお、当日参加の場合、参加者名簿には記載されませんのでご了承ください。
終了しました。ご参加ありがとうございました。
TEL:075-251-3120(今出川校地 代表・広報課)
近年,日本は急速な勢いで高齢社会が進展し,世界でも類を見ない超高齢社会(65歳以上の高齢者の占める割合が全人口の21%を超えた社会)に突入している。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば,日本の人口は,2000年の国勢調査からは1億2,700万人前後で推移していたが,2020年には1億2,410万人,2050年には1億人を割り込むことが予想されている。一方,高齢化率は上昇することが見込まれており,我が国においては,2025年には約30%,2060年には約40%に達すると見られている。
2005年に文部科学省の調査研究協力者会議である「これからの図書館の在り方検討協力者会議」での議論をまとめた「『これからの図書館の在り方検討協力者会議』これまでの議論の概要」の中で,高齢者サービスに触れられた箇所においても,「定年退職した社会人が社会参加・社会貢献するために,余暇を活かして学習を続け,知的生産を行う場として図書館は最適である。高齢者が利用しやすいように,図書館の施設,設備,サービスに配慮する必要がある」及び「今後,高齢者や在日外国人の増加が予想されるため,高齢者サービス,多文化サービスへの取組を強化する必要がある」と明記されている。
また,高齢社会対策基本法の第11条第1項には「生涯学習」という文言が含まれているが,日本の公共図書館では,子どもを対象としたサービス等に比して,高齢者を特別なサービスの対象としている例は多くない。
そこで今年度の図書館学セミナーでは,高齢者にとっての図書館サービスの障壁を踏まえながら,アクティブシニアにも焦点をあてた図書館の高齢者サービスを取り上げることで,会員をはじめとする図書館員の業務・サービスの向上に資することとしたい。
受付 | 9:30〜 |
開会挨拶・趣旨説明(研究委員長 南 亮一) | 10:00〜10:10 |
進行:日置 将之(研究委員) | |
講演 「高齢社会と図書館:インタージェネレーション型の図書館サービス」 呑海 沙織(筑波大学図書館情報メディア系/知的コミュニティ基盤研究センター教授) | 10:10〜11:40 |
報告1.「地域包括ケアシステムと図書館:“認知症の人にやさしいサービス”の現状とこれから」 舟田 彰(川崎市立宮前図書館) | 11:40〜12:20 |
<昼食休憩> | 12:20〜13:20 |
報告2.「いきいきライフ応援サービス:県内に広がる音読の輪」 藤井 美華子(鳥取県立図書館) | 13:20〜14:00 |
報告3.「シニアライフを支える図書館:音読教室などの事例から」 鈴木 崇文(名古屋市鶴舞中央図書館) | 14:00〜14:40 |
<休憩> | 14:40〜14:55 |
討 議
進行:木下 みゆき(研究委員) | 14:55〜16:55 |
閉会挨拶(理事長 前田 章夫) | 16:55〜17:00 |
交流会 会場:アマーク・ド・パラディ TEL.06-6910-8618 | 17:30〜19:00 |