TOP > 大会・研究会等 > 図書館学セミナー > 2012年度 / Last update: 2012.11.10
2012年度の図書館学セミナーを下記の要領で開催します。
今回は,「図書館協力の現状と課題」をテーマとします。今年は,図書館協力課の移設を伴う国立国会図書館関西館開館10周年であり,それを一つの契機としていますが,公共図書館,大学図書館の実践報告を軸に,わが国における図書館協力全般について検討,展望する機会となることを期しています。多数ご参加くださいますようご案内いたします。
終了しました。ご参加ありがとうございました。
京阪電車 出町柳駅から東へ徒歩10分、JR・近鉄京都駅から市バス206・17系統(約35分)、阪急河原町駅から市バス3・17・31・201系統(約25分)、地下鉄烏丸線今出川駅から市バス201・203系統(約15分)、地下鉄東西線東山駅から市バス31・201・206系統(約20分)
今回の図書館学セミナーは公共図書館,大学図書館の実践報告を軸に,「図書館協力」をテーマとします。本年は,図書館協力課の東京からの移設を伴う国立国会図書館関西館開館十周年の年にもあたり,「図書館の図書館」とも喩えられる同館の図書館協力について実現内容を確かめ,展望します。
まず初めに,県立図書館における図書館協力:市町村図書館との連携を中心に,前・滋賀県立図書館長の岸本岳文氏(京都産業大学)のご発表をおきます。
次に,近年まで東近江市図書館にあって滋賀県立図書館との協力事業を実践し,瀬戸内市立図書館の新設に準備室長として赴き実績を生かしておられる嶋田学氏にご発表頂きます。
図書館協力は,大学図書館においても,国立情報学研究所の書誌ユーティリティ機能を基盤に実行されています。加えて地域図書館との協力にも及んでおられる,近畿大学中央図書館の熊井あづさ氏にご報告をお願いします。
最後に,国立国会図書館は,各種図書館員向けの研修,総合目録ネットワーク事業など図書館協力事業を展開し,また所蔵資料のデジタル化などを通して,日本の図書館界に大きな影響を及ぼしています。南亮一氏(同館関西館図書館協力課)に報告を頂きます。それは,著作権法改正(2013年1月施行)で可能となるデジタル化資料の図書館への配信についても及ぶことでしょう。
コーディネータは,最近まで日本図書館協会事務局次長として図書館間の協力活動を支援し,国レベルのさまざまな委員会で活躍しておられる常世田良氏(立命館大学)に託することとします。
以上,「図書館協力」をとおして,図書館サービスの本質を問い,図書館界の横断検索機能,カーリル,アマゾンなど館界外における図書館蔵書検索などについても言及されることを期待します。
2012年11月11日(日) |
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受付 | 9:30〜 |
開会挨拶(理事長 川崎良孝) | 10:00〜10:05 |
趣旨説明(研究委員長 志保田務) | 10:05〜10:10 |
進行:日置将之,阪上宏一(研究委員) | |
発表1.「県立図書館における図書館協力:市町村図書館との連携を中心に」 岸本 岳文(京都産業大学) | 10:10〜10:45 |
発表2.「市立図書館における図書館協力,図書館新設を含んで」 嶋田 学(瀬戸内市立図書館準備室) | 10:45〜11:20 |
発表3.「大学図書館における図書館協力」 熊井あづさ(近畿大学中央図書館) | 11:20〜11:55 |
<休憩> | 11:55〜13:00 |
発表4.「国立国会図書館の“業務支援型”図書館協力サービスの現状と今後の展望」 南 亮一(国立国会図書館関西館図書館協力課) | 13:00〜13:45 |
<休憩> | 13:45〜13:55 |
討 議
コーディネータ 常世田 良(立命館大学) 司会 村岡 和彦,木下みゆき(研究委員) | 14:00〜16:30 |
交流会(会場近辺にて) | 17:00〜 |