TOP > 大会・研究会等 > 図書館学セミナー > 2003年度 > / Update: 2003.9.7
2003年度の図書館学セミナーを下記の要領で開催いたします。今回は,現在普及が著しいインターネットと公共図書館サービスとのかかわりについて論議を進めてみたいと思います。
日本におけるブロードバンドの加入者数が今年の5月末には1000万件をこえ,世帯普及率でも22%をこえるような状況になったとの報道がありました。
一方,公共図書館においてはwebOPACを中心としたサービスがやっと一般化した状況にとどまっており,インターネット環境を織り込んだレファレンスそのほかのサービス展開はまだこれからと言うところが多いように見受けられます。公共図書館でのインターネット接続可能端末機の導入はすすめられていますが,インターネット環境を使うことについては,利用者も図書館側も利用の一形態として定着するまでにはいたらず,手探りの状況にあるように感じられます。
こうした今日の状況をうけて,インターネット環境を取り込んだ公共図書館の今後のサービス展開のためにしなければならないことは何か,資料を提供するという図書館の任務の原点にたちかえって考えるときではないでしょうか。
図書館は本を提供し,さらに,ネットワーク上の資源を含むあらゆる資料・情報を提供する機能を持ち,利用者にとって魅力的なサービスを展開する必要があります。こうしたサービスを進めるために、いま何をしなければならないのか,また何ができるのか,さらにサービスをすすめるにあたって考えておくべきことにはどんなことがあるのでしょうか。
公共図書館においてインターネット情報を提供するに当たってのさまざまな問題点、今後の課題について考えていきたいと思います。
11月9日(日) |
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受付 | 13:30 |
開会挨拶(理事長 塩見昇) | 14:00 |
趣旨説明(研究委員長 國松完二) | 14:05 |
発 表(司会:研究委員) | |
1.「公共図書館とインターネット情報の提供」 根本彰(東京大学大学院教育学研究科) | 14:10〜15:30 |
<休憩> | |
2.「公共図書館におけるインターネット導入状況」 事例1 斎藤誠一(立川市立中央図書館) | 15:40〜16:30 |
懇親会 | 17:00〜 |
11月10日(月) |
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受付 | 9:30 |
3.「公共図書館におけるインターネット導入状況」 事例2 垣口弥生子(大阪府立中之島図書館) | 10:00〜10:40 |
<休憩> | |
4.「インターネット情報の提供を考える」 渡邊隆弘(神戸大学附属図書館) | 10:50〜12:00 |
<休憩> | |
討 議 | 13:15〜16:00 |