今回のテーマは、「予約」についてです。予約は知る自由を保障する上で大変重要な業務と考えられてきましたし、多くの図書館で熱心に取り組まれてきました。しかし、まだまだ十分にその意味がとらえられていない状況もあるようです。あらためて予約の意味を考え直してみようというのが今回の趣旨です。多くの方々の参加で熱心な討議が繰り広げられました。
日時: 1997年2月16日(日)13:10〜16:50 17日(月)10:30〜16:00 会場: エル・おおさか(大阪府立労働センター)
当研究会では昨年の創立50周年記念大会で「『公立図書館の経営』調査委員会」が報告をおこない、全国調査の結果をもとにして12の提言をおこないました。その中で「予約を増やそう」と提起しています。
今回のセミナーでは、'91年に実施された全国調査のまとめをされた川崎市立麻生図書館の和田安弘さんに現在の全国的な状況をお話ししていただきます。また、小学校での活発な実践例を箕面市豊川南小学校の高木享子さんからお話しをしていただきます。さらに、岡山市立中央図書館の田井郁久雄さんからは大量の予約に取り組んでいる報告をしていただきます。これらの発表を受けて予約の大切さを考え、論議を深めたいと思います。
受付 12:30 開会挨拶 理事長 塩見 昇 13:10 趣旨説明 研究委員長 寒川 登 13:15 司会 研究委員 矢野明子 山本昭和 発表 1.「予約サービスはいま−全国調査,その後」 13:30〜15:00 和田安弘(川崎市立麻生図書館) 2.「子どもたちの『知りたい・読みたい・見たい』に応えるために」 15:20〜16:50 高木享子(箕面市立豊川南小学校図書館) 懇親会 17:00〜
受付 10:00 発表 3.「徹底した予約を実施して−岡山市立図書館の例から」 10:30〜12:00 田井郁久雄(岡山市立中央図書館) 全体討議 13:10〜16:00 閉会の挨拶