日本図書館研究会理事会報告
- とき
- 2005年6月5日(日)13:30〜17:00
- ところ
- 大阪教育大学夜間大学院大講義室
- 進行
- 山口源治郎
ぎだい
(1)各委員会・担当報告
- a) 編集委員会
- 57巻1号(5月1日)発行済。57巻2号(7月1日)第46回研究大会特集は校正中。グループ研究発表の原稿については『界』に掲載するに値するかどうかチェックする必要があるのではないか。各グループの研究例会報告に文責者が明示されていないものが増えている。投稿規程、執筆要綱に沿わない投稿原稿も多いので、投稿者へ注意を促す。評議員会で意見が出された書評のあり方について検討した。「現場からの提言」に対する投稿を呼びかける。『子どもの読書環境と図書館を考える』(仮題)の目次案を提案。本年中には刊行したい。なお、『界』の作成部数を2000冊から1900冊にする。これは在庫が多すぎることを検討した結果である。
- b) 研究委員会
- 5月29日の特別研究例会「図書館と知的自由−自由宣言50年」(講師:三苫正勝氏)は参加者58名。その他研究例会について。なお、今後の研究委員会の活動、企画の立案などを集中的に検討するため6月26日に全日の委員会を開催する。
- c) ブロックセミナー担当
- 九州ブロックセミナーを9月18日(日)長崎で開く。講師は山口源治郎氏。
- d) 出版担当
- 『新・大学生と図書館』(担当は柴田)校正中。7月末頃には刊行したい。
- e) 国際交流担当
- 第4回国際図書館学セミナーの要項案を基に会場、プログラムについて検討。6月18日に第1回国際交流委員会を開き、さらに検討する。
(2)事務局報告
- a) 会員の動態
- 会員現勢は年度末除籍等が加わり、個人961名となっており、評議員会での報告数989名から28名減となっている。4月には14名の入会があったので42名が退会したことになる。また、今後団塊の世代が定年を迎えることにより退会者が増えることも予想され、会員の獲得に一層の力を注ぐ必要がある。組織担当を中心に方策を考える。
(3)2005年度評議員会での意見について
- a)次年度分の会費を支払った人の数を入れて会費収入としているので会員数と入金者数があわない。その年は減収になるが、次年度分を、たとえば預かり金のような形で処理をすると会員数は一致するのではないか
→ 会費については前納制を原則としており、その年度に入金されたものを当然収入としている。従って会員数と入金者数とは一致しないのがむしろ普通である。収入の内訳を正確に説明すれば現行どおりでも大きな問題はない。
- b)事務局人件費の単価900円は安いのではないか
→ 同様の職務内容のアルバイト賃金と比較しても必ずしも低い金額ではないと考えている。
- c)障害者会員へ向けて2点要望したい。1点目は発行している出版物にアイマークをつけてほしい、2点目は出版物を購入したときに障害者で希望する方にはFD版を送るというのもある、こうしたことを検討してほしい。
→ アイマークは出版物につけるようにしている、抜けているのがあれば今後気をつける。障害者会員へは必要に応じて個々に対応しており、今後も続けていきたい。
- d)欠席の評議員は自分の関連する地域等の状況などについて文書で報告を出すようにするとよい(今回の片野裕嗣評議員のように)。
→ 次回の評議員会からこのようにしたい。各評議員に依頼する。
(4) 『界』(5月号)の検討など
『界』の抜き刷りに表紙をつけたものを作成し、会合等で配布して、会員の勧誘に使えばいいのではないか。組織担当で具体に検討し、編集委員会と協議して作成する。
出席者
理事長−塩見昇、
事務局長−西村一夫、
理事−川崎良孝、木下みゆき、寒川登、柴田正美、志保田務、竹島昭雄、松井純子、山口源治郎、吉田憲一、渡辺信一、渡邊隆弘
事務局−遠藤真次郎、塩見富江
(次回理事会:7月24日)