日本図書館研究会理事会報告
- とき
- 2004年6月6日(日)午後1時30分〜5時
- ところ
- 大阪教育大学夜間大学院大講義室
- 進行
- 志保田 務
ぎだい
(1)各委員会・担当報告
- a) 編集委員会
- 56巻1号(5月1日)発行済。56巻2号(2004年7月1日)はほぼ校了。56巻3号(9月1日)の準備に入っている。
書評、新刊紹介の依頼と投稿について意見を交換した。
- b) 研究委員会
- 評議員会にあわせて開催した特別研究例会(講師:柴田正美)について、参加者は約40名であった。
本年度の図書館学セミナーについては10月3日(日)、4日(月)に京大会館で開催する。テーマは「再び、子どもの読書環境を考える」(仮題)とする。講師の人選について意見を交換し、研究委員会でさらに検討する。
第46回研究大会は2005年2月頃に神戸で開催する。神戸市立図書館からの共催の提案を受け、応じることにした。テーマは震災10周年にかかわるものとし、研究委員会でさらに具体的に検討する。
研究例会。
- c) ブロック・セミナー担当(志保田・北)
- 9月20日に九州地区(熊本)で開催する。テーマは「学校図書館と公共図書館の連携」(仮題)で、講師は明定義人(滋賀県高月町立図書館)、永井悦重(岡山県御南中学校図書館)である。『界』7月号に開催が掲載できるようにする。
- d) 出版担当(川崎・柴田)
- 『大学生と図書館』に代えて、新たに『新・大学生と図書館』(仮題)を刊行する。柴田から具体的な目次案が出され、検討ののち、早急に進めることになった。遅くとも11月号の『図書館界』では周知できるようにする。
(2)事務局報告
- a) 会員の動態
- <入会>個人13名、<会員現勢>個人986名、団体500件。
会員減が目立っており、会員の獲得に力を注ぐ必要がある、理事会として尽力することを確認。
(3)2004年度評議員会での意見
5月30日(日)に開催した評議員会での論議のまとめを理事会として確認。そののち具体的に検討すべきことを洗い出し、主に以下について意見を交換した。
編集委員会関係では、雑誌刊行費の予算通りの執行に努力することを確認した。また実践報告などを重視すべきとの評議員会での提案を基本的には受け入れ、具体的な取り組みは編集委員会で検討することにした。
またシリーズの「子どもの読書環境を考える」を冊子にするとの提案については、秋の図書館学セミナーも視野入れて、検討課題にすることにした。
(4) 上海市図書館学会(渡辺)
第3回国際図書館学セミナーを10月14日(木)に上海図書館で開催する。テーマは「図書館と生涯教育」である。シンポジウムは「創造的な生き方を支える図書館活動(事業)を考える」で、山口源治郎(東京学芸大学)、木下みゆき(大阪府立女性センター図書室)がパネラーである。「図書館と生涯教育」の部門については、個人発表、シンポジウムを含めてすべてのプログラムが決定した。
また日図研としてツアーを組むことにしたが、これも具体的に進んでおり、『界』7月号にセミナーの案内を掲載する。
(5) 意見交換
『図書館界』1号(5月1日)について意見交換。その他ICタグの問題、PFIと図書館についてなど、報告および意見交換をした。
出席者
理事長−塩見昇、
事務局長−川崎良孝、
理事−伊藤昭治、北克一、寒川登、志保田務、西村一夫、山口源治郎、山本昭和、吉田憲一、渡辺信一、渡邊隆弘、
事務局−遠藤真次郎、塩見富江
(次回理事会:8月1日)
(次々会理事会:9月26日)