TOP > 『図書館界』 > 70巻 > 4号 > / Last update: 2018.11.4
現代日本では,「滞在型図書館」が増加し,館内環境が重視されてきている。本研究の目的は,日本の公共図書館における館内環境に関する文献を収集・分析し,館内環境の要素を体系的に記述することである。研究手法は,質的内容分析である。分析の結果,館内環境要素は複数が相互に関連していることが明らかになった。これらの環境要素を複合的に見直すことで,館内環境の大幅改善が期待された。以上から,館内環境の部分的な改善に留めず,全体最適を考慮した改善を行う必要があることが明らかになった。
(こむろ ひろき 筑波大学大学院図書館情報メディア研究科)、(こざくら みき 筑波大学情報学群知識情報・図書館学類)、(おざわ さき 筑波大学情報学群知識情報・図書館学類)、(はやし みつえ 筑波大学情報学群知識情報・図書館学類)、(とくやす ゆき 筑波大学大学院図書館情報メディア研究科)、(こいずみ まさのり 筑波大学図書館情報メディア系)