TOP > 『図書館界』 > 65巻 > 1号 > / Last update: 2013.4.28
21世紀の教育改革は,生涯学習の入り口としての学校教育を見直す傾向にある。その結果,学校図書館は,学校のなかの図書館としての機能と担当者の専門性が改めて問われることになった。東京都荒川区は,2009年度より公立小中学校全校に常駐の学校司書を置き,モデル校が文部科学省,区教育委員会の支援を受けながら先進的学校図書館のあり方を模索してきた。区内中学校図書館モデル校での3年間の実践を塩見昇の理論に基づいて考察する。
(うえはら みきよ 東京都荒川区立第六日暮里小学校)