TOP > 『図書館界』 > 64巻 > 6号 > / Last update: 2013.3.17
RDAはFRBRおよびFRADを参考としつつも,独自のモデルを有していると捉えることが,さらにはモデルと「記述」(記述およびアクセスポイントの記録に直接かかわる規則群)の持ち分けを明確に認識することが有効と考え,両者を分離して捉えるRDA理解のための枠組みを提案した。先ずFRBRに相当するRDAモデルを示し,次にFRADに相当するRDAモデルを検討した。利用者タスクにかかわる部分はFRBRとFRADとを合わせた上で,モデルにおける設定を検討した。最後に,RDAモデルに基づくRDA記述について,モデルとの関係において言及が必要な事項を取り上げた。
(たにぐち しょういち 慶應義塾大学文学部)