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《論文抄録》
『図書館界』53巻4号 (November 2001)

さわる絵本:大阪での試み

小西萬知子

さわる絵本を作りだして20年が過ぎ,さわる絵本製作の約束事がかたまってきた。また,多くの子どもたちに見てもらい,さわる絵本のはたらきも見えてきた。
最近では,図書館に視力障害の子どもへの資料として所蔵されることが増えてきたが,さわる絵本という場合,さまざまなものが有り,中には布の絵本と混同されている場合もあるようである。また,地方の視力障害の人や図書館から,さわる絵本についての,問い合わせが増えてきている。
これまで追求してきたさわる絵本の本質・役割・作り方等を紹介したい。