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第59回(2017年度)研究大会のご案内

下記により,日本図書館研究会第59回(2017年度)研究大会を開催します。
例年どおり,1日目に個人研究発表とグループ研究発表を行い,2日目は「図書館員は専門性をいかに維持・確保するのか−各館種の現状と課題−」をテーマにシンポジウムを行います。
多くの方が参加されることを期待します。

  参加申込:2018年2月14日(水)までに,当会ホームページの入力フォーム・メール・はがき・FAXでお申し込みください。
 事前の参加申込受付は2月15日で締め切りました。当日受付は可能ですので会場でお申込ください(但し、交流会の当日参加および昼食の弁当注文はできません)。

 

日  時:2018年2月24日(土)〜25日(日)
会  場:神戸学院大学ポートアイランドキャンパス B号館105教室
参加費 :会 員 2,000円
     非会員 3,000円(団体会員は「非会員」扱いとなります)
     学 生 1,000円(学生会員は「学生」となります)
交流会費:5,000円(希望者のみ)
     *いずれも,当日受付でお支払いください。
協  賛:神戸学院大学

会場アクセス:
神戸学院大学ポートアイランドキャンパスB号館105教室
(〒650−8586 神戸市中央区港島1−1−3)
http://www.kobegakuin.ac.jp/access/portisland.html
●JR神戸線「三ノ宮駅」,阪急・阪神「神戸三宮駅」,神戸市営地下鉄「三宮駅」から
 神戸新交通ポートライナー「みなとじま駅」下車,西へ徒歩約6分。
●「三宮駅(そごう前・キャンパス線)」から「ポートアイランドキャンパス行」バスで約14分
●「神戸駅南口」から「ポートアイランドキャンパス方面行」バスで約15分

その他:
●以下のことについてご希望の場合は,お申込みの際にお知らせください。
 1.手話通訳(日本手話・日本語対応手話)・音声読み上げ用の予稿ファイルをご希望の方
 2.障害者用駐車スペース利用をご希望の方
 3.公費出張用の公文書・請求書(銀行振込用)の必要な方
 4.参加者名簿(配布用)にお名前・ご所属の掲載を希望されない方
  (ご指示がない場合は,お申込みのとおり記載のうえ,参加者に配布します)
●申込時または大会当日に入会いただきますと,参加費は「会員」扱いとなります。
 ぜひこの機会に入会をご検討ください。

〈お 願 い〉
 1.宿泊の斡旋はしておりません。なお25日が国公立大学2次試験前期日程と重なっています。
   宿が大変取りにくい状況になっています。各自お早めにご用意ください。
 2.大学内に無料駐車場はありません。公共交通機関でご参加ください。
 3.学内の食堂・売店は春期休業期間のため休業です。大学近辺は食事処・コンビニがありません。
   持参されるか,お弁当の注文(お茶付き税込み1,000円)をおすすめします。
 4.神戸学院大学のご厚意で1日目・昼休憩時に図書館の見学が可能です。なお2日目は休館です。
 5.キャンパス内(建物・敷地内),および周辺道路は全面禁煙です。ご協力ください。
 6.弁当・交流会の当日申込みおよびキャンセルはお受けできませんので,ご了承ください。


◇第59回研究大会プログラム◇

				第1日(2018年2月24日)

受  付							10:00〜   
開会挨拶  理事長 前田 章夫					10:30〜10:40

●個人研究発表(発表15分,質疑5分) 司会:研究委員
1.「図書館の自由に関する宣言」1979年改訂版の38年
   村岡 和彦						10:40〜11:00
2.図書館経営の視点から見たノース・バンクーバー・ディストリクト公共図書館
   大城 善盛						11:00〜11:20
   
       〈休 憩〉					11:20〜11:30
       
●グループ研究発表(発表20分,質疑10分) 司会:研究委員
1.戦前における図書館の青少年サービスの実態:学生利用の分析を中心に
   児童・YA図書館サービス研究グループ 佐藤 悠,平田 満子	11:30〜12:00
   
       〈昼食・休憩・図書館見学〉			12:00〜13:30
       
2.菱田忠義氏文書の概要報告
   オーラルヒストリー研究グループ  関 和美,小黒 浩司	13:30〜14:00
3.「本間ノート」を読み解く:日本盲人図書館開館1年の活動実態
   図書館学資料保存研究グループ  立花 明彦,山田 美雪	14:00〜14:30
4.新学習指導要領における学習の基礎となる資質・能力の育成とIoT時代の学校図書館
   「マルチメディアと図書館」研究グループ
   村上 泰子,川瀬 綾子,西尾 純子,北 克一		14:30〜15:00
   
       〈休 憩〉					15:00〜15:15
       
5.図書館サービスの現場と「研究」の相関:図書館情報学関係誌の投稿規定を中心に
   図書館サービス研究グループ
   村上 幸二,園田 俊介,原田 安啓,志保田 務		15:15〜15:45
6.日本目録規則2018年版(NCR2018)条文案のRDAとの比較および今後の展開について
   情報組織化研究グループ  蟹瀬 智弘			15:45〜16:15
   
       〈休 憩〉					16:15〜16:30
       
●その他
図書館研究奨励賞  選考委員長 前川 和子			16:30〜   
会務報告      事務局長  松井 純子

●交流会
会場:神戸学院大学 レストラン「ジョリポー」			17:30〜19:00


				第2日(2018年2月25日)

シンポジウム「図書館員は専門性をいかに維持・確保するのか−各館種の現状と課題−」

受  付							9:00〜   
テーマ設定の趣旨(研究委員長:日置 将之)			9:30〜9:40

●発 表 司会:研究委員
基調報告 図書館職場における専門性の形成の現状と課題
      廣森 直子(青森県立保健大学)			9:40〜10:30
報 告 1	まちの公共サービスを支えるもの−非正規職員の専門性
      田中 裕子(佐世保市立図書館)			10:30〜11:10
報 告 2	実務者目線で考える専門性−大学図書館レファレンス担当として
      コ田 恵里(紀伊國屋書店関西ライブラリーサービス部)11:10〜11:50
      
       〈昼食・休憩〉					11:50〜12:50
       
報 告 3	学校司書の専門性をどう考えるか−その維持・確保を含めて−
      武田 江美子(岡山市立大野小学校)			12:50〜13:30
    
報 告 4	雇用形態を超えたスタッフのスキルの形成−労働関係専門図書館の実例から
      千本 沢子(エル・ライブラリー)			13:30〜14:10
      
       〈休 憩〉					14:10〜14:25
       
●討 議(途中休憩を含む) 
      廣森 直子,田中 裕子,コ田 恵里,武田 江美子,千本 沢子
      コーディネーター:南 亮一,村林 麻紀(研究委員)	14:25〜16:30

【シンポジウムの趣旨】
 現在,図書館は,資料費を含む図書館運営費用の削減,運営形態の多様化等の様々な問題に直面しており,
 図書館員の専門性の捉え方も変化してきている。専門性とは資格を取ったことで完成するものではなく,
 経験を積み,学び続けることで磨かれるものである。しかし,非正規の短い雇用期間や低賃金の下では,
 そうすることが困難である。一方,資格を持っているだけで「専門職」とする傾向もみられ,「専門性」,
 「専門職」という言葉の意味するところが軽くなっているように思われる。
 このような状況の中,図書館員の多くは,その専門性を維持・確保すべく様々な努力を行っている。そこで
 今回は,専門性をいかに維持・確保しているかを館種ごとに取り上げ,それぞれの事例を紹介した上で,
 専門性の維持・確保に関する今後のあり方について考えてみたい。