TOP > 大会・研究会等 > 研究大会 > 2012年度 / Last update: 2013.2.23
設定した〆切は過ぎましたが、引き続き2月28日(木)までお申し込みをお受けしています。当日参加も可能ですが、できるだけ事前お申し込みいただけると事務処理上助かります。
日本図書館研究会2012年度(第54回)研究大会を,下記により開催します。
例年どおり,1日目に個人発表とグループ研究発表を行い,2日目は「ネットワーク時代の図書館とプライバシー:なぜ守る?どう守る?」をテーマにシンポジウムを行います。
多くの方が参加されることを期待します。
設定した〆切は過ぎましたが、引き続き2月28日(木)までお申し込みをお受けしています。当日参加も可能ですが、できるだけ事前お申し込みいただけると事務処理上助かります。
以下のことについて必要な場合は,その旨具体的にご記入ください。
2013年3月3日(日) |
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受付 | 10:00〜 |
開会挨拶(理事長 川崎良孝) | 10:30〜10:40 |
司会 :渡邉斉志,赤澤久弥(研究委員) | |
個人研究発表(発表15分・質疑5分) | |
1.公立図書館の評価指標に関する考察と提言:「登録」に係わる数字を中心に 石橋 進一(同志社女子大学 嘱託講師) |
10:40〜11:00 |
2.「図書館協議会」という法規定を活かす:実態把握と活性化に向けた検討 藤井 兼芳(大阪府立中之島図書館),中道 厚子(大阪大谷大学) |
11:00〜11:20 |
<休 憩> | 11:20〜11:30 |
3.利用記録の秘密性に関する考察:プライバシーが保護するものは何か 高鍬 裕樹(大阪教育大学) |
11:30〜11:50 |
4.場としての図書館:その歴史的展開と研究方法について 久野 和子(愛知学泉大学) |
11:50〜12:10 |
<昼食・休憩> | 12:10〜13:30 |
司会 :田村俊明,村林麻紀(研究委員) | |
グループ研究発表(発表20分・質疑10分) | |
1.情報環境生態系の変容と次世代図書館システム 「マルチメディアと図書館」研究グループ(北 克一,村上泰子,川瀬綾子) |
13:30〜14:00 |
2.千葉県立中央図書館「ひかり号」関係資料の分析:1940−1950年代を中心に オーラルヒストリー研究グループ(石川敬史,大岩桂子) |
14:00〜14:30 |
3.ISBD統合版の研究:改訂内容の検討とその意義 情報組織化研究グループ(松井純子) | 14:30〜15:00 | <休 憩> | 15:00〜15:15 |
4.科目〈図書館サービス特論〉における障害者サービス論の展開についての検討 図書館サービス研究グループ(立花明彦) | 15:15〜15:45 |
5.「児童サービス論」養成実態調査3 児童・YA図書館サービス研究グループ(中西美季、井上靖代) | 15:45〜16:15 |
その他報告等 | |
図書館研究奨励賞(担当理事 山本順一) | 16:20〜 |
会務報告(事務局長 前田章夫) | |
交流会(セカンドハウス・ウィル(同志社大学室町キャンパス 寒梅館7階)) | 17:00〜19:00 |
2013年3月4日(月) |
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受付 | 9:00〜 |
テーマ設定の趣旨(研究委員長:志保田務) | 9:30〜9:35 |
司会:南 亮一,前川 敦子(研究委員) フロアマネジャー:阪上宏一(研究委員) | |
発表 | |
山本 順一氏(桃山学院大学) 図書館利用者のプライバシーの法的保護:歴史的視点から | 9:35〜10:15 |
前田 勝之氏(なんとか株式会社) 図書館における個人情報/プライバシー情報の取り扱い:情報セキュリティの視点から | 10:15〜10:55 |
<休憩> | |
高野 一枝氏(元・図書館システムベンダー勤務) 図書館システムとプライバシー:ベンダーの視点から | 11:05〜11:45 |
新 出 氏(白河市立図書館) 公共図書館の「利用」とプライバシー:図書館職員の視点から | 11:45〜12:25 |
<昼食・休憩> | 12:25〜13:40 |
討議(途中休憩を含む) | |
山本 順一,前田 勝之,高野 一枝,新 出 司会:前川 敦子(研究委員) 進行マネジャー:南 亮一(研究委員) |
13:40〜16:30 |
図書館記録の秘密性,図書館利用者のプライバシーを守ることは,図書館の基本的な価値と考えられてきた。
一方,近年の電子ネットワーク環境下において個人に関わる図書館記録は,多様化しており,保存や利用の形も大きく変化している。世代間のプライバシー意識の乖離,Library2.0と呼ばれる新たなサービス志向が生まれ,また最近ではいわゆる「ビッグデータ」として図書館利用データの利活用の可能性が論じられてもいる。図書館利用者のプライバシーに関して,多くの論点や検討すべき点をもつ時期をむかえている。
図書館利用に関わるプライバシーは,なぜ守られてきたのか。社会的にどのような意味を持つのか。電子ネットワーク環境下においてどのように,守り,取り扱うべきか。
図書館界内/外・理論/技術面からの立場を交えて,幅広く論議を展開し,それを深める機会としたい。