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2000年1月1日

各  位

日本図書館研究会
理事長  塩見 昇

第41回研究大会の開催について(ご案内)


1999年度日本図書館研究会第41回研究大会を下記により開催いたします。
今大会も例年通 り、第1日目に個人研究発表とグループ 研究発表を行います。第2日目には「図書館法50年」をテーマにして、4人のパネリストの方々と共に シンポジウムを行います。

日  時:
2000年2月28日(月)〜29日(火)

会  場:
阪南大学  南キャンパス・アッセンブリホール
  *会場は、阪南大学の本キャンパスではなく、南キャンパスです。
  上記リンクの地図をよくご覧いただき、お間違えのないようにお越しください。

〒580-0033 松原市天美南1-108-1
TEL.0723-30-5263(代)

参 加 費:
会 員 2,000円
非会員 3,000円(2日目のみの場合は2,000円)
学  生 1,000円
(当日、受付でお支払いください。団体会員は非会員扱いとなります)

参加申込・お問い合わせ先:
2月8日(火)までに葉書で下記宛お申し込みください。
なお、お電話でのお申し込みは受付かねます。

〒580-0044 松原市田井城1丁目2番23号
松原市民図書館内 西村一夫、川崎聖子宛
TEL : 0723-34-8042


◇ 第41回研究大会プログラム ◇

司  会 : 寒川登・加藤ひろの

第1日目(2000年2月28日)

9:30〜 受  付

10:00〜 開会挨拶 : 理事長 塩見昇

個人研究発表(報告15分質疑5分)

10:10〜10:30 (1) 大正期都市図書館論の研究……今澤慈海を中心に……
            山口源治郎(東京学芸大学)

10:30〜10:50 (2) 英国図書館におけるドキュメント・デリバリ・サービスの現状と評価
            呑海沙織(京都大学附属図書館)

10:50〜11:10 (3) 情報リテラシーと情報利用教育における情報検索実習の考察
            笠井詠子(帝塚山学院大学)

グループ研究発表(報告30分質疑10分)

11:10〜11:50 (1) 学校図書館司書教諭養成カリキュラムの現状と課題……アンケート調査を終えて……
           図書館学教育研究グループ (コーンハウザ・由香子、岩崎れい、柴田正美)

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11:50〜13:00     << 昼 食・休 憩 >>
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13:00〜13:40 (2) BSH第4版について
           整理技術研究グループ(前川和子)

13:40〜14:20 (3) 省令の資料論三科目(『図書館資料論』『専門資料論』『資料特論』)の関係構造 ……その連携を求めて……
            奉仕研究グループ(志保田務、谷本達哉、中村惠信)

14:20〜15:00 (4) 公共図書館と学校図書館のより良い連携を求めて(中間報告)
            学校図書館研究グループ(久保田正啓、谷嶋正彦)

15:00〜15:15       《休憩》

15:15〜15:55 (5) 学校図書館メディアと著作権
              「マルチメディアと図書館」研究グループ(村上泰子、北克一)

15:55〜16:35 (6) 学校図書館と「情報化」の一考察
              情報システム研究グループ(平井尊士、志保田務)

16:30〜 ☆図書館研究奨励賞報告  選考委員会委員長 伊藤昭治
     ☆会務報告           事務局長 川崎良孝
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17:15〜19:15 ☆交流会




第2日目(2000年2月29日)

シンポジウム <図書館法50年>


10:00〜10:10 テーマ設定の趣旨            研究委員長 西村 一夫

10:10〜11:20 (1) 図書館法50年の歩みとその果たした役割
            塩見昇(大阪教育大学)

11:20〜12:00 (2) 地方分権と図書館法
            長澤成次(千葉大学)

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12:00〜13:10    << 昼 食・休 憩>>
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13:10〜13:50 (3)日常の図書館活動から図書館法を考える
            田井郁久雄(岡山市立中央図書館)

13:50〜14:30 (4)図書館の無料原則を考える
            前田章夫(大阪府立中之島図書館)

14:30〜16:30       討  議

【趣 旨】

図書館法が公布されて50年になりました。公共図書館の発展を考える上で、図書館法 は非常に大きい役割を果たしてきました。しかし、昨年、法第13条3項(国庫補助を受け る場合の図書館長の有資格条件)や第19条(最低基準)などが規制緩和の名の下に削除さ れました。また、通信系メディアへのアクセスに必要な経費を負担する問題について述 べた図書館専門委員会報告が、法第17条(無料原則)との関わりの中で、大きな論議をよ んでいます。こうした状況の中で、図書館法を今一度考え、今後の活動に生かして行こ うというのが今回のシンポジウムです。

そこで、塩見昇氏には、戦後公共図書館の発展の中で果たしてきた図書館法の役割に ついて、法の精神と今日までの図書館の発展を支えた思想についてお話していただきま す。長澤成次氏には、国の政策動向である地方分権の名の下、規制緩和の流れの中で改 正された図書館法について、社会教育の視点から述べていただきます。次に、田井郁久 雄氏には、日常の図書館活動の報告をしていただきながら、図書館法との関わりについ てお話をしていただきます。最後に、前田章夫氏には、大きく論議を呼んでいる法第17 条が果たしてきた役割を確認しながら、現状の問題点や課題について述べていただきま す。

4人のお話しをもとにして、図書館法の役割を確認し、今後の図書館活動に生かして ゆく方策を話し合いたいと思います。


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