TOP > 大会・研究会等 > 国際図書館学セミナー > 2008年度 / Last update: 2008.11.1
当初設定の〆切は過ぎましたが、まだご参加可能です。当日参加もできますが、直前でもご一報いただけると幸いです。(11.1)
日本図書館研究会と上海市図書館学会が共催する第6回国際図書館学セミナーを下記の要領で開催します。
同セミナーは、2001年に上海図書館で開催された第1回以降、3年目の調整期間も含めて開催場所を交互に開催しているものです。
今回は全域サービスをテーマとした日中双方の研究報告をもとに、情報交換および論議を行います。多数ご参加くださいますようご案内いたします。
昨今中国では、都市部の大規模図書館のサービスだけではなく、一般市民の日常生活の身近にある小規模な図書館サービスの充実についての関心も高くなっています。そのことでは、『市民の図書館』をベースに日本で取り組んできた全域サービス、組織的な裏づけを持った図書館サービスの実践と研究の成果が、相互の交流に有効なテーマであります。
初日の事例報告の内容として中国側からは、情報技術の進歩を先駆的に取り入れたサービスを展開している上海図書館の事例とあわせ、区立図書館による地域に根ざした市民や児童を対象としたサービスの事例を報告していただきます。
日本側からは、県内の全域サービス推進の核となる役割を果たしてきた県立図書館の事例および市立図書館での展開事例と障害者サービスの観点から全域サービスを考える事例を報告いたします。
2日目は初日の報告者によるシンポジウムを行います。限られた時間ではありますが、フロアのみなさまからの積極的な感想やご意見が寄せられることを期待いたします。
〈1日目〉11月10日(月) |
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受付 | 9:30〜 |
開会・事務連絡(国際交流担当理事 木下みゆき) | 10:00〜10:05 |
開会挨拶(日本図書館研究会理事長 川崎良孝) | 10:05〜10:20 |
開会挨拶(上海図書館副館長 陳超) | 10:20〜10:30 |
司会:赤澤久弥・村林麻紀(研究委員) 通訳:鮑 延明(上海図書館読者サービスセンター) | |
発表1.「ユビキタス時代において、上海の公共図書館の全域サービス体系を構築する実践と構想」
陳 超(上海図書館副館長) | 10:30〜11:00 |
発表2.「滋賀県の事例:県立図書館の果たす役割を中心に」 國松 完二(滋賀県立図書館) | 11:00〜11:30 |
発表3.「知的楊浦へのサービス、市民の身近に「書斎」を構築する:楊浦区立図書館における館外サービスの模索」
王 婉卿(楊浦区立図書館館長) (注)知的楊浦=楊浦区が知識重視を区の理念とし、区の理念を実行する区立図書館がその方針で活動を展開すること | 11:30〜12:00 |
発表4.「公共図書館における学校教育支援:小郡市の実践から」 永利 和則(小郡市立図書館) | 12:00〜12:30 |
<休憩> | 12:30〜13:30 |
発表5.「インターネットにより図書館サービスを全域に提供:上海図書館のネットレファレンスサービスをモデルに」
鮑 延明(上海図書館読者サービスセンター) | 13:30〜14:00 |
発表6.「日本における公共図書館の視覚障害者サービス:もう一つの全域サービスへの取り組み」
近藤 友子(大阪市立大学大学院博士課程) | 14:00〜14:30 |
発表7.「少年児童に全面的な公共文化サービスを提供する:上海地域少年児童図書館の「延伸」サービスの実践と探索」
潘 立敏(楊浦区立児童図書館長) | 14:30〜15:00 |
発表8.「枚方市における全域サービス」
松井 一郎(枚方市立中央図書館) | 15:00〜15:30 |
<休憩> | |
質疑応答 | 15:45〜16:30 |
交流会 | 17:00〜19:00 |
〈2日目〉11月11日(火) |
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受付 | 9:30〜 |
シンポジウム「全域サービス網構築にあたっての今日的課題と展望」 | 10:00〜12:00 |
司会:木下みゆき(大阪府立女性総合センター情報ライブラリー)
通訳:鮑 延明(上海図書館読者サービスセンター) コーディネーター:前田 章夫(大阪府立中央図書館) パネリスト:陳超(上海図書館副館長)、王婉卿(楊浦区立図書館館長)、潘立敏(楊浦区立児童図書館長)、國松完二(滋賀県立図書館)、近藤友子(大阪市立大学大学院博士課程)、永利和則(小郡市立図書館) |